放課後のおしゃべり


「疲れたねーあーダルー」

「今日も数学のザボエラ、ムカついたよねー!っていうか毎日だけど」

「マジであの妖怪ジジイだけは、いつか分からせてやりたいよ」

「ホント。あ、レオナ今日生徒会は?」

「あとで少しだけ顔出す。ちょっと休憩ー」

「あ! レオナ、ソファに座る前にテレビつけてー。ニュース見たい」

「私、人を使うことはあっても使われる事なんて滅多にないんですけど?」

「じゃあ良い経験じゃん」

「へーへー先輩」

「ありがと。これ食べよー。新発売のポッキー!」

「いただきー! あ、超ウマイ」

「マァム、今日は部活ないの?」

「今日は全部休みにした。もーいい加減疲れたよ

「さっきも追われてたね。あれ拳法部?」

「あれは柔道部。今、柔道部のクロコダイン先生から熱烈アピールを受けてるのよ」

「あーもうすぐ大会の季節だから……」

「いくらウチの学校が掛け持ちOKだからって、運動部全部誘ってくんのよ!? このままじゃ全部のスポーツで全国制覇しちゃうわよ!? 全身凶器よ!? あたしゃキラーマシーンかっつーの!」

  

「笑い事じゃないんですけどー! このままじゃ本気で彼氏も出来ないよー!?」

「マァム、彼氏作る気あるんだ。興味ないんだと思ってた」

「一応……ある……」

「ポップでいいじゃん」

「ヤダー!」

「なんでー? アイツ一時期、マァムのこと気になってたじゃん。少し涙とか見せれば簡単に落ちるよ、きっと」

「今、ポップ君てばの事が好きじゃん」

「ウッソでー! 有り得ないっしょ!?」

「言わないけど、絶対そうだって! 分かりやすいんだから、あの人!」

、有り得ない人を勧めないでくれるー? ていうかレオナ、中等部なのに何で高等部のポップの心情までわかってるの?この学校支配するって話、ホントなんだね。怖ッ」

「情報を制するものが世界を制するのよ、ハハン」

「でもさ、それホントだったらポップ、先生に何されるか分からないよ〜?」

「あ、先生ってそうなの? ジェラシっちゃうの?」

「うふふ、結構ね」

「何で嬉しそうなのよー。あたし束縛されんのやだなー」

「多少の束縛が愛を育てるのよ」



「ちょっと、何そのテンション。こんな話、外じゃ滅多に出来ないんだからちゃんと聞いてくれるー!?」

「じゃあ、先生とハジメテってどこで??」

「いきなりエロスかよ」

「レオナにはまだ早いわよ、この二人の話は。夜11時にならないと解禁されません。それぐらいカオスでエロス」

「マジですかーーー!! メッチャ聞きたいんですけどッ! 興味津々なんですけどッ!?」

「レオナ、鼻の穴広がってる」

「広がりもするっちゅーの! うわー大人だードロドロの大人だーうわーうわー」

「ドロドロしてませんー。超爽やかだっつーの」

「超爽やかに資料室篭るかしら?」

「……………………知ってた?」

「なになになになになにーーッ!?? 資料室で何が起きてるの!? ガッコだよ!? ヤバイってー!!」

「とか言いながらスゴイ嬉しそう、レオナ。ほーんと耳年増なんだからー」

「今度ヤル時は事前に教えてね! 覗きに行くから!」


「ぜってー言わねぇ」

「ケチー」

「ケチで結構。結構毛だらけ猫灰だらけ〜」

「古ッ! やっぱ三十路と付き合うとギャグも古くなってくるよねー。年上すぎるのも考えもんじゃない?」

「おい」

「うっさいなー! それを魅力って言うんですー」

「おい!」

「私にはわかんなーい」

「おいィィィィ! 聞いてんのォォォ!?」

「ロン・ベルク先生、うっさいですよ」

「ここをどこだと思ってるんだ、美術準備室だぞ!? オレの部屋だぞ!? それを毎日毎日ピーチクパーチクピーチクパーチク……! オレの平穏を返せ!」

「私達いなくなったら美術部員、ノヴァだけになっちゃいますよ?」

「ぐ……ッ!」

「先生怖いからねー新入部員なんて来る訳ないよねー」

「ねー」

「騒がしいうちが花ですって!」

「うぅるせぇぇぇ!! じゃあ、くっちゃべってないで絵ぇ描けぇぇぇ!!」

「ほら、芸術ってノらないと出来ないじゃないですか? 私達、今ノんないんだよねー」

「ねー?」

「文化祭前にはとりあえず展示会開けるように描きますって」

「ぅおのれらはよくもまぁペラペラと口が回るもんだなぁ、おい!」

「女子高生だもん」




「レオナまだ中学生だけどね」

「あはは! 数年後がコワーイ!」

「はぁ……頭が痛くなってきた……。剣道部ちょっと見てくるわ……帰りは戸締りしっかりな……」

ガチャン

「……ちょっとイジメすぎちゃった?」

「打たれ弱いんだよ、Sだから」

「ま、ご機嫌取りにお菓子置いていこうか。ロン・ベルク先生へvってハートマーク付けとけば、イチコロじゃん?」

「イチコロっぽーい!」

ガチャン

「あれ、キミ達もう来てたの?」

「ノヴァ、こんちゃ」

「こんちゃ」

「こんちゃ」

「だから、それ流行んないって。先生、肩落としながら歩いてったけど、また苛めたんでしょ?」

「そんな人聞きの悪い! ちょっとしたコミュニケーションじゃんね?」

「ねー?」

「あ〜あ、また酒の量が増えちゃうよ」

「ノヴァいい子だね〜ホンマええ子やの〜」

「ロン・ベルク先生もこういう子が好みなんだよね、きっと」

「うんうん、ロンノヴァだ」

「ちょっと、誤解を招く言い方やめてくれる?マジ、キモイんだけど」

「女子高生はホモが好きなんだって!」

「そうそう!」

「……ホント、先生が頭抱えるのがよくわかる気がするよ」

「女子高生っていうだけで攻撃力バツグンなんだから、こんなぐらいで頭抱えてたら身がもたないよー? あ、新発売のポッキー食べる? おいしーよー。ねー8チャンにしよー! OH!奥、再放送やってるんだー」

「あ、見よー見よー!」

「タキヤマ様カッコいいよね〜!」

「……僕の話、もう終わり? ていうかこのポッキー、ロン・ベルク先生へvって書いてあるんだけど」
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(2006.5.22)
何が何やら