初雪

  ある日の夜、ふと目が覚めてしまった。

もう一度、眠ろうとするが眠れない…


(どうしよう…)


悩んでいると、どこからか吹いてきた冷たい風にぶるっと凍えた。


(風…?)


どこから吹いてくるのか不思議に思い、キョロキョロと辺りを見回すと、障子の隙間から、白いモノが見えた。


(アレは…何?)


半助さんを起こさないように、そっと布団から出て、障子を開けた。



「ん… ?」

「あ、半助さん…」



名前を呼ばれ、後ろを振り向くと、そこには目を覚ましたばかりの半助さんが私の方へとやって来た。



「どうかしたのかい?」

「起こしてしまいましたか?」

「いや、気にしなくていいから」



半助さんは、ふわりと微笑み、そして私の頭を一撫でした。



「何を見てたんだ?」



不思議そうに言う半助さんに外を指差し、



「雪が…」

「雪?」

「はい、雪がとても綺麗なんです」



外を見ると、いつから降っていたか分からない雪が降っていた。

結構長い間降っていたのだろう…

既に雪は積もっていて、辺り一面、綺麗な白色と化していた。



「今年最初の初雪だな…と、それよりもそんな薄着だと風邪を引くぞ?」



半助さんは苦笑しつつも、私の肩に上着を被せ、私を引き寄せた。

ここには、私達の他には誰も居ないかのような錯覚に陥る…

まるで、世界に二人っきり…

ずっと、このまま二人だけで居られたらどんなに素敵だろう…

何を考えているのか、半助さんの手に少し力が篭った。


(半助…さ、ん?)


どうしたんだろうかと考えていると、半助さんが少し名残惜しそうにしながらも、



「もう少し、こうしていたい気もするが… の身体も冷え切ってる事だし、そろそろ寝ようか」

「もう少し…ダメですか?」

「う〜ん…」

「お願いします」



必死にお願いする私に観念したかのように、溜息を一つ吐き



「分かった」



後ろから私を抱きしめ



「は、半助さん!?」

「風邪を引いてはいけないから、もう少し見ているなら、コレでね?」



耳元で囁かれ、真っ赤になってしまった。



「は、はい…」



でも…


もう少し、


あと少しでも、あなたとこうしていられるのなら、それも悪くない…かもね?

















END。
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神夜龍姫ちゃんに70000HITの記念にいただきました〜〜!!
思わず空に向かって「雪降れぇぇぇえええ!! 」と邪まな思いをぶつけてしまいました。
どんなに 寒くてもこんなシチュエーションだったら、全身から湯気を出すほどの熱気を放つ自信がありますw
うおおお!龍姫ちゃんの土井先生は格好いいなぁ〜〜!!くう〜!

あわせて80000HITのお祝いも下さったので、皆様ご覧下さいね!えっへっへ!

龍姫ちゃん本当にありがとうございました!
この妄想を外出先でも持ち出せばホッカイロいらずですvv
暖かい冬を越せそうですわ(*´∀`*)