儚く…


だけど力強い


まるで狂ったかのように


舞い


そして散る


あなたを想いながら…







『桜』










今日は半助さんと夜桜見物


時期は外れてはいるが、なんでも、学園の近くの大きな1本の桜が狂い咲きしているとか…

それを聞いた私が行きたいって駄々こねたんだけど(苦笑)

苦笑しつつも、OKしてくれた

うきうきしながら、半助さんが来るのを待つ



、準備は出来てるかい?』

「あ、はい」

『じゃあ、行こうか』



半助さんの元に駆け寄り、一緒に歩いていく







少し、歩いただろうか…

1本の大きな桜が目に入った


(これが例の…)



『この桜が、例の狂い咲きの桜です』



狂い咲きと言われるだけあって、桜の存在に圧倒される


でも、この桜を見てると、何故か悲しくなる…


(なんでだろう…?)


やっぱり、必死に咲いているからだろうか


桜は女の人に似ている


桜は自分が居た証を示す為に

何かの為に咲き続けようとする


私達、女は

誰かの為に、咲き続けようとする





そして、そんな桜に見惚れている半助さん



『本当にキレイですね』

「そうですね…、でも…」

『でも?』

「桜に嫉妬してしまいそうです」

『桜に?』

「ええ…だって、桜に見惚れてるんですもの…」



少し俯きながら言うと、一気に抱き寄せられ、



『あんまり、可愛い事を言ってると我慢が出来なくなります』



きっと、今の私は顔真っ赤だ…





半助さんとは、食堂のお手伝いに来た時に出会った

あなたを初めて見た時から、

何か予感めいたものがあったのかもしれない…

あなたを愛するって…


今はもう、貴方の虜



桜はいつかは散る…

散る時が決まっている

だからこそ、めいっぱい咲くんだろう


私もあなたの為に…

私、自身の為に

めいっぱい咲くわ。



桜は綺麗でいて、そして儚い

けれど、その儚さも含めて、桜が好き

あなたも私を桜のように愛して…?


それだけで、私はキレイに咲けるの



『大好きです、さん』



ほら、あなたの一言が、私を開花させるの



「私も大好きです、半助さん」



これからもあなたの為だけに咲くから…



だから、私だけを愛してね?















END。。
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龍姫ちゃんに相互記念で頂いた、初・にんたま夢!
めっさ嬉しい!!
淡くてふんわりしてて私が逆立ちしてもひねり出せない切なさが、すっごく素敵なんです!
龍姫ちゃんの土井先生、本当に格好良いし、ヒロインちゃんが一途な健気さですごくお似合いなのです・・・!
うおぉ、何度も言うようだけど、嬉しいよう〜!!

素晴らしい土井先生夢、本当にありがとうございました!!
これからもどうぞ宜しくです〜!!^^