夢現2


土井半助先生。

あの有名な一年は組の担任で、教科担当。

まぁ、有名といっても、いい意味ではないのが悲しいところだけど;;

そして、私達くの一の授業も受け持ってくださってる。

いつも生徒の事を考えてくださっていて、笑顔の絶えない先生。


(まぁ、考えすぎて、神経性胃炎になっちゃってるけどね;;)


自分のクラスの生徒だけでなく、他のクラスの生徒にも平等に接してくれる。

実力もあって、若くて、顔もいい。

しかも優しいときたら、モテないはずがない!

だからくの一教室の生徒にも人気あるのよね;;

ちなみに他は、戸部先生とか大木先生とかも人気あったなぁ…

あと、先生じゃないけど、利吉さんとかも…

って、話がズレたな;;


話を戻してっと…


えっと、ライバルは多いと見た!!


(生徒は相手にしないんだろうなぁ…)


山本シナ先生や北石輝代さんとかなら、範囲内?

年齢的に考えるとそうなる…

だけど、年齢だけはどうしようもない。

もっと早く生まれたかったなぁ…



「(ハァ…)」



思わず漏れる溜息。

ずっとそんな事を考えながら来た為、目の前を歩いていた友達が避けた事に気付かなかった。


(あれ?)


と、ふと目の前が暗くなった?と思ったと同時に、誰かとぶつかった。





___ドン___





「…ぁいたっ…」

「っと、大丈夫か?

「(え…?この声…まさか!?)」



バッと顔を上げるとそこに居たのは、土井先生だった。


(って事は、さっきぶつかったのは土井先生…?)


ハッとなり、ひたすら謝る。

よりにもよって、土井先生にぶつかるなんて…

何たる失敗!

ってか、ありえないでしょうよ;;



「すみません、考え事をしていたので、前を見ていませんでした。本当にすみません」

「ああ、今後はもっと気をつけろよ?危ないからな」

「はい」

「まぁ、それはいいとして…」

「(?)」



それはいいとしてって…?

何か言いたそうな土井先生に、ハテナを飛ばす。



「それよりも、が考え事って珍しいな」

「へ?」

「何か悩み事か?」

「あ、いや…その…;;」



まさか本人に、『あなたの事を考えていました』なんて言えるわけが無い;

どうしたらいいもんかと、頭の中はパニックになりつつもアタフタしていると、土井先生が困ったような笑顔で、私の頭を一撫でし、



「まぁ、言いたくないなら、無理に言う必要はない。いつでも相談には乗るから、何かあったら来なさい」

「あ、はい、ありがとうございます」

「くれぐれも無理はするなよ?」

「は、はい;;」

が無理する所は見たくないからな」

「え…?それって…一体…?」

ー、まだー?置いてくぞー?」



友達の急かす声にハッと我に返り、またも頭がついていかずにアタフタしてしまう。



「あ、いや、ちょ、ちょっと待ってよ;;」



土井先生は、そんな私にクスリと笑いながら、私の頭をクシャリと撫でた。



「じゃあな?もう、人にぶつかるなよ?」

「え?あ、は、はい…」



そして、職員室の方へと歩いて行った。


私はというと、去って行った土井先生の後姿をボー然と見送るしか出来なかった。

さっきの土井先生の言葉はどういう意味だったんだろうか?

もしかして、まだ夢を見てる…とか?


どちらにも取れる発言。


その事が気になってしまい、その日一日、まともに過ごせなかったのは言うまでもない。















END。

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神夜龍姫ちゃんに80000HITのお祝いを頂きました!!YES!!
一緒に頂いた「初雪」もそうですが、土井先生としてみたい憧れるシチュエーションをピンポイントで攻めてこられますvv悶絶必至vv
関ボイスで脳内再生すると、ゴロゴロと悶え転がって地球一周できそうですよ!!
先生に憧れるくのたまの気持ちとかすごーく伝わってくるし、背中をぼんやり見つめてしまうのもよく分かります!
甘酸っぱい感じが私の鼻の奥を刺激して、鼻から赤い涙が出てきましたよ!(ティッシュー!)

龍姫ちゃん、本当に素敵なお話をありがとうございました!
地面から頭が上がりません・・・!